iOSDC Japan 2023というiOS関連の技術カンファレンスでLTをしてきました。

発表内容

  • iPhoneとMac間でデータをやり取りするときは Bonjour を使うとIPアドレスやポート番号などの面倒な設定無しで簡単に接続できて良いよ。
  • 高速にstructをData型に変換するときは init(bytesNoCopy:count:deallocator:) などを使うと、爆速に変換できるけど、メモリアライメントに気をつけてね
  • Swift Macrosでシリアライズ実装を安全にコード生成できるよ。

というような話をしました。詳しくは資料やアーカイブ動画などを見てください。

発表準備

社内で月に一回くらいiOSのLT会を開いているんですが、2023年2月くらいに話したネタが今回の内容です。
社内のLT会は時間制限のほぼないLT会なので、20分くらいの内容になっていて、それを5分にするのがめちゃめちゃ大変でした 🥹

結果として、詳細なコードを解説するのは諦め、「ここを聞けばあとは調べれば自力でなんとかできる」というような内容にしました。

あと、同じ内容を話すのは退屈で自分のテンションが上がらないし、資料を作りながら自分自身も知見を得たいという気持ちがあるため、新しいネタも足すことにしました。
それがSwift Macrosの部分です。社内で話したのはWWDC23よりも前なのでSwift Macrosが発表される前でした。

マクロの実装には Swift AST Explorer が欠かせません。岸川さんありがとうございます!

そして実は、資料ができたのは発表前日の夜でした。Day 1のルーキーズLTをみて、「あ、そうだ!iOSDCのLTはこの雰囲気だった!」というのを思い出して、急いで資料を調整しましたw

自分は常連のLTプロの方々みたいなスキルはないので、せめてそれを補うために資料を楽しい感じにしたいと思い、アバター動画を結構載せました。 特に最後のアバターがバイバイ👋する動画は、自分の中でこだわった部分ですw

これはHEVC形式で背景が透明な動画になっています。

(参考) HEVC Video with Alpha https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2019/506/

自分のアバターアプリVCamではまだこの形式での録画に対応できてなかったので、発表前日の夜、急いで実装して、LTの資料に使いました😂

これについてもまたどこかのLT会で話したりしたいです。LTの準備から次のLTのネタが生まれる…良い循環です。

あとは、当日の朝に早口で話す練習と、早口でもある程度聞き取りやすいだろう話し方を練習して、LTに臨みました 💪

さいごに

iOSDCでレギュラートークをしたことはあるのですが、LTは初めてだったので、発表するまでめちゃめちゃ心配でした。

でも、台の上に上がると参加者の方々が、キンブレを振って盛り上げようとしてくれているのが見えて、とてもテンションが上り、楽しくLTできました!
参加者全員が一体となってiOSDCを作っているんだなというのを改めて感じました。

参加者のパワー

発表の準備はいつも大変なのですが、発表を終えるとまた発表したいなと思ってしまうので、iOSDC中毒なのかもしれません。

また次のiOSDCも楽しみです!